居合道部について

居合とは

居合は室町時代末期、永禄年間に林崎甚助源重信公によって創始された武術です。当初は他の武術と同じく実戦での活用を念頭に置いたものでした。 しかし時代が下り、現在では刀を用いて刀法を習得し、さらに精神修養を主たる目的とした武道です、「居合道」になりました。 我々北大居合道部はその中でも無双直伝英信流という流派の稽古を行っています。 巷では真剣で対戦したり藁や竹を切ったりするのではないかと言われていますが、決してそんなことはしません。 主な稽古では模擬刀を用いて「型」の修練を一人で行い、太刀打(二人で決められた型に沿って打ち合う、約束稽古のようなもの)では木刀を使っています。 直接他人と斬りあったりすることはないので、危険はほとんどありません。

居合道部とは

総論

北大居合道部は1997年創部と非常に若いですが、部員は約60名、北大内でも有数の規模を誇っています。 範師十段位 石垣睦由師範の下稽古を行い、中には全国大会で優勝する部員もいます。 武道系でありながら和やかな雰囲気を持ち、女子部員も約30名と多数在籍しています。

活動

全体での稽古は週2回あります。
木曜日:19時~21時 於 札幌市中央区民センター
土曜日:9時~12時 於 北大武道場
1年生の間は別に「師弟制」といって、1年生数名の班に2年生が何人かついて講義の空きコマを使った稽古が行われます(週1~2回程度)。 このように部活でありながら自由度は高いので、兼部・バイト・個人の趣味等にも十分打ち込むことが出来ます。 もちろん、個人でもっと稽古をしてどんどんうまくなることも可能です。 大会は年三回あり、三段以上になると実力次第で全国大会にも出場できます。

費用

部費は500円/月です。一年生は入部した時、最初に刀と紋付袴を買うお金が六万円ほどかかります。 あとは大会に参加する時に大会参加費が、昇段するときに昇段審査料がかかります。 結構かかるようですが遠征などはなく、道具は大切に使えば優に何年も使えるものなので、体育会系の部活の中では安い部類に入ると思われます。

その他

  • 居合はほとんどの人が大学から始めているので、初心者でも全く問題ありません。
  • 激しい運動をするわけではないので、体力に自信がない人も安心です。
  • 人数が多めなこともあって、部員の学部学科も様々です。総合理系の他にも、経済や文、法などの文系や、水産、後期入試の人もおり、総合理系の移行先も、医学科、獣医をはじめ、農、理、工など多岐にわたります。
  • 水産生でも全く心配はいりません。函館キャンパスで居合を出来る環境もありますし、時々札幌に来て稽古をする人もいます。現役部員に水産生がいますので、気になることはぜひ相談を。
  • いわゆる「飲み」はきつくありません。イッキやコールはありませんし、部員が非常に多いので飲み方はそれぞれ。もちろん「つわもの」はいるので楽しんで飲むことも出来ます。